COIN TOKYO

  • 2021/02/25
  • 2021/02/25
  • コイン東京編集部

ビットコイン15%の反発を見せるも伸び悩み!ニューヨークダウ爆上げでも上昇できないのは何故?

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ビットコインは暴落から約15%反発したものの、その後は伸び悩んでいます。昨日のニューヨーク市場は424ドルの爆上げで史上最高値更新しています。株式市場が強い動きを見せる中、なぜビットコインはじめとする仮想通貨相場は反応していないのでしょうか?ビットコインは474万円で下げ止まったのかどうか注目です。

ビットコイン70万円反発見せるものの伸び悩み

ビットコインは25日移動平均線からの反発で約70万円の上昇を見せ544万円まで戻りを見せました。

ビットコインがとりあえずの反発を見せたことで、アルトコインも反発、さらに昨晩のニューヨーク株式市場も大反発相場となりました。

この勢いそのままにビットコインのさらなる上昇も期待されましたが、544万円からは反落し、執筆時点では520万円前後と伸び悩みを見せています。

日足チャートを確認してみましょう。

ビットコイン日足チャートでは、長い下髭の2日連続の陰線から3日目は気迷い線が出ており、相場としては上に行こうか下に行こう迷っているように見えます。

ここは前回も指摘していますように、1月初頭の調整相場を意識しているようにも思えます。

ちなみに、1月の調整では下落率は約39%、安値を付けるまでに14日間かかっています。

今回の調整相場では、下落率は約30%、期間はまだ3日目というところで、まだ少し様子を伺いたいというところなのかもしれません。

ニューヨークダウやテスラ株は爆上げに

現在の投資市場において、最も気になるのは米国の金融政策となりますが、FRBパウエル議長の「金融緩和継続」発言を受け株式市場は爆上げ、ニューヨークダウは1.3%上昇し424ドル高と史上最高値を更新しています。

ちなみに、ビットコイン上昇相場の最大の立役者テスラ株も爆上げしており、6.18%(43ドル高)の上昇を見せています。

テスラの日足チャートも確認しておきましょう。

テスラ株は、ビットコインが高値を付けた2月21日からさかのぼること10日前の2月10日の時点で25日移動平均線を割り込み、下落トレンドとなっていました。

テスラも一応の反発を見せているところではありますが、チャートの形としては完全に崩れているようにも見えます。

すでに、25日移動平均線も下向きに転じていることから、ここからよほどの強い戻りを見せない限りは反発にも限界があるように思えます。

仮想通貨相場の反応がいまいちの理由とは

ニューヨークダウ爆上げから本日の日経平均株価もある程度の戻りが期待されるでしょうから、ビットコインも更なる反発が期待されるところではあります。

ところが、現時点ではさほど強い反発が見られていません。

15%の上昇を見せた直後ということもあるのかもしれません。しかし気になるのは、Nasdaq市場の動きです。

これまで、ビットコインとともに上昇相場をけん引してきたNasdaq市場の動きがいま一つさえません。

昨日のニューヨークダウは爆上げ(1.35%上昇)から史上最高値を更新していますが、Nasdaq市場は132ドル高(0.99%上昇)にとどまっています。

そもそも今回のビットコイン相場の主役プレイヤーと思われるヘッジファンドは、ハイテク株(Nasdaq市場)とそのヘッジとしてビッツトコインを買い続けてきました。

今後、ビットコインをはじめとする仮想通貨相場が再び復活するためには、このハイテク関連株(Nasdaq市場)の復活が不可欠だと思われます。

Nasdaq指数のETF(QQQ)の日足チャートです。

ビットコイン上昇のためには、この指数の復活が鍵となりそうです。

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