614万円の史上最高値を更新してから反落したビットコイン、また押し目待ちに押し目無しの展開で最高値更新と考えていた投資家がほとんどだと思われますが、この期待は見事に裏切られることになります。
2月21日に614万円をつけるものの、2日連続の急落で何と140万円ほど急落し、474万円まで売られます。
その後はさすがに反発し、2月25日には550万円越えまで上昇します。
しかし反発もここまでで再び500万円を割れ、執筆時点では508万円前後というところです。
他の市場が閉まって土日ですから意外高という展開も考えられなくはありませんが、いずれにせよ来週に入ると売り物が増えてくる展開が想定されます。
何故ならば、今回の相場の頼みの綱である米ドルが急騰しており、他の市場もことごとく暴落しているからです。
すでに、米Nasdaq市場は米ドル上昇から下落し始めていましたが、これまでビットコインとともに非常に強い相場と思われていた、日本の日経平均株価が2月26日(金)に1200円安という久々の暴落劇を見せています。
この段階で、さすがに今回のバブル相場の「変化」を感じた投資家も多いようで、昨晩の米国市場ではニューヨークダウのみならず、原油相場、金、銀相場など軒並み暴落しています。
まさに、今回の投資の世界では、ビットコインが株式市場などの先行指数的な役割を果たしているといわれるように、ビットコインの暴落から、株式市場はじめとするほとんどの相場が下落トレンドに転じています。
大切なことは、この流れを理解することだと思われます。
つまり、これからビットコインはじめとする仮想通貨相場の調整がいつ終わるのかどうかは、他の市場との関連なしには考えにくいからです。
今回の暴落劇を受けて、多くの投資家が3月の第2金曜日を強力に意識することになります。
3月第2金曜日とは、あまりにも大きすぎるイベントとなりそうな「メジャーSQ」の決済日が控えているからです。
何故メジャーSQがここまで大きくビットコイン相場に影響してくるのか、それは今回のビットコイン相場の主役プレイヤーであるヘッジファンドが大変な状況になってくるからです。
詳細については別途解説する予定ですが、昨年3月以降の大きく膨らんだ含み益のポジションの売りが3月12日(金)に向けて一斉に出てくる可能性があるのです。
すると、当然ビットコインの売りも出てくるのであり、今回のビットコインの急落劇も「メジャーSQ」を意識したヘッジファンドからの早めの売りであったと思うのが論理的でしょう。
ちなみに、ビットコインのチャートからもこの「メジャーSQ」に向けての不思議な兆候が見られます。
現在、ビットコインには21日前後の周期(サイクル)が連続してみられます。
2月21日614万円高値からの21日後は3月14日(日)となっており、メジャーSQから2日後となっています。
ここは要注目で、この日までに安値を付けて上昇に転じるようならば夢よ再びという相場展開になるかもしれませんが、そうでないケースでは、この調整は長引く可能性にも注意となります。
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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