COIN TOKYO

  • 2019/01/18
  • 2019/12/19
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

OKCoinが香港上場企業の買収計画を公開|米Coinbaseは11件目の企業買収を発表

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仮想通貨取引所OKCoinが香港上場企業の過半数の株式を買収することで「リバース・テークオーバー」を模索している可能性が、中国メディア8 BTCによって報じられました。OKCoinは市場で最大規模の取引所OKExの親会社です。

香港証券取引所(HKEX)上場への最短経路

1月10日、OKCoin創設者Star Xu氏は香港証券取引所(HKEX)に上場している建設エンジニアリング会社LEAP Holdings Group Ltd.の60%株式の買収をリクエストしました。自身の会社OKC Holdings Corp.を通じてXu氏は、LEAP社の約32億株を1株約0.02ドル、合計6,000万ドル(約66億円)で買収する計画です。株価への影響を防ぐために、現在HKEXはLEAP Holdings株式の取引を一時停止しています。

HKEXはまだこのリクエストを承認していないものの、仮に承認されるとOKCoinは中国で上場企業になる上で最短経路を辿る可能性があります。リバース・テークオーバーは、既に上場している企業の過半数の株式を保有して、自社のIPOを保持する「代理」として機能します。「裏口上場」とも呼ばれるこの手法は日本では禁止されていますが、香港や米国では上場までの時間を短縮化し、コストを抑制する有効な財務戦略です。

昨年8月、別の取引所フオビも同様に、HKEX上場企業Pantronics Holdingsの約7000万ドル相当の株式を取得して最大株主となりました。

暗号分野の採掘大手企業、Bitmain、Canaan、EbangはHKEXでIPOを申請していますが、進展が見られていません。Canaan(カナン)の申請は昨年11月に審査期限が切れています。1月にブルームバーグは、Canaanが現在ニューヨークでの上場を目指していると報じましたが、公式発表はありません。

Coinbaseがデータ集約スタートアップBlockspringを買収

米国の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)は、データ集約ツールを構築するスタートアップBlockspringを買収しました。最近、BlockspringはサービスにCoinbaseのデータを統合しました。


Blockspringのツールは、APIからExcelやGoogle Sheetsにデータを簡単に取り込むことができます。同社は、2015年にアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)等から340万ドル(約4億円)の資金援助を受けています。

Blockspringの2015年時点の発表によると、「Blockspringは、コーディング経験がない企業のビジネスユーザーでも、スプレッドシートやその他のアプリケーションをWebサービスに素早く接続できるエンジニアの軍隊に変えます。」と紹介しています。

契約の金銭的条件は非公開。Crunchbaseのデータによると、Coinbaseは2018年10月に3億ドルを調達しており、Blockspringの買収はCoinbaseにとって11社目の買収となります。


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