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  • 2019/02/16
  • 2019/02/16
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

ライトコイン(LTC)創設者、半減期が価格に影響する可能性を語る

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仮想通貨ライトコイン(LTC)は過去1週間で34%成長しました。15日時点、1LTC=44,670円、前日比1.16%増、時価総額2824億円で市場4位にランクしています。

先週末に17億ドルを越えた取引高は現在10億ドル前後に落ち着きつつも、年始の平均水準(5億ドル前後)を上回っています。取引量は多くの取引所で約5%ずつ均等に処理されていますが、対テザー(USDT):37%、対米ドル(USD):10.7%と、他のコインと比べてフィアットの流入量が大きい傾向があります。15日14時頃、バイナンスのLTC対USDT市場で1LTC=43ドル(=4730円+2.7%)を観測しました。

市場全体の時価総額が縮小し、ボラティリティと取引量が減少している暗号通貨市場において、暗号投機家はライトコインの半減期を利用している可能性があります。

8月7日に予測されるLTCの半減期


「ライトコインの前回の半減期(2015年8月)の場合、その200日前に価格が底を打ちました。」@MoonOverlord

半減期とは、主にプルーフオブワーク(PoW)合意アルゴリズムを採用する仮想通貨がインフレのリスクを減らすために、コインの供給量を制御するプロセスです。ライトコインの場合は840,000ブロック(約4年間で到達)毎にマイニング報酬が半分になり、最終的にゼロになります。

分析サイトによれば、ライトコイン(LTC)の次の半減期は8月7日(173日後)と予測されています。マイニング報酬は25 LTCから12.5 LTCに半減します。ライトコインの発行量上限は8400万LTCに設定されており、現在60,478,075 LTCが循環供給されています。

コインのデフレにつながる半減期は、歴史的に価格の高騰を伴う傾向があります。ライトコインの最初の半減期は2015年8月25日でしたが、同年1月1日の2.7ドルから同7月17日に5.66ドルに上昇しました。ビットコイン(BTC)の場合は、前回の半減期2016年7月10日に向けた半年間で360ドルから750ドルへと約倍増しました。

半減期の各々への心理的な影響

今年1月にLETKNOWNEWSのインタビューで、ライトコインの創設者チャ―リー・リー(Charlie Lee)氏は、半減期について語っていました。LETKNOWは、「ライトコインの採掘報酬が半減すると、マイナーの持続可能性を満たすために価格上昇が期待されると思うが、2019年の価格は素晴らしくなると思うか?」と聞きました。

チャーリー氏は、価格予測は困難だと述べて、「前回の半減期はライトコインの価格に影響を及ぼさなかった。半減期が価格に直接影響するとは考えていない」と語りました。

「既に価格に織り込み済みなはずです。人々は既にライトコインの4年後とのスケジュールを把握しています。その事は価格設定と一致しているはずです。半減期が『自己充足的予言』につながる可能性はあるかもしれません。多数の人が半減期は価格を助けると思って購入すれば、価格は押し上げられますね。」

「さらに言えば、マイナーが売却を控える場合もわずかに考えられる。半減期を過ぎた時、ライトコインの将来性を信じる種類のマイナーは、報酬が減って潜在的に損失になっても、マイニングを続ける一方で(将来の値上がりを待つため)売却を控えるだろう。マイナーによる売却圧力が市場から取り除かれると、価格上昇を助けます。この事は価格に少しは影響するかもしれない。それ以外、私は半減期が大きく影響するとは考えない。」


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