COIN TOKYO

  • 2020/08/03
  • 2020/08/03
  • コイン東京編集部

急騰!流れが変わった仮想通貨相場、ビットコイン、アルトコインの価格を分析

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ビットコイン急騰!仮想通貨相場の流れに大きな変化が出ています。金相場や日本円などの安定資産相場の到来にのった感がありますが、仮想通貨相場には、他の相場にはない大きな夢があります。気になる11月の米大統領選挙、さらに大混乱を引き起こしそうなチャイナショックによる人民元の行方など、徹底予測してみました。

ビットコイン急騰!これからどうなる?

2020年7月27日、ビットコインは安値1,052,000円から1,197,500円まで14万円以上の急騰劇を引き起こしています。

直近安値である1か月前の6月27日の安値が95万円台ですから、ここから見ても25万円弱の上昇です。

ここ数か月、ボラティリティの高い株式市場等に比べて、「動かないビットコイン」ということでトレード妙味に乏しい展開が続いていましたが、一気に爆発したというところです。

この急騰劇の背景は後述するとして、まずは、目先的にビットコインの価格がどうなるのか見てみましょう。

ビットコインは、コロナショック後の高値(112万円台)を6月1日に付けますが、その後は高値更新することなくレンジ相場に突入しています。

このレンジ相場は長期間継続することになり、「ビットコインが動かない」という状況が続きます。

ビットコインなどの仮想通貨はボラティリティが高いことが最大のメリットであるはずなのに、歌を忘れたカナリアのように動かない展開が続きます。

しかし、日足ボリンジャーバンドで見ると、バンド幅は収束し続けており、上下どちらかは別として、ビットコインがごく近い時期に動き出すと見ていた投資家は少なくはなかったでしょう。

現在、いわゆるボリンジャーバンドの「バンドウォーク」が続いており、+1σラインを下抜けない限りは上昇トレンドは継続となります。

直近では、+2σラインの上にありますのでかなり強い相場とみてよいでしょう。調整時に+1σラインにどう接触するかがポイントで、ワンタッチしてすぐに反発するのか、あるいはもみ合うのか、簡単に下抜けるのか、最大のポイントとなります。

また、今回の相場が本当に強い相場と想定すると、+1σラインに接触することなく上昇していく可能性もあります。

エリオット波動で見るビットコイン相場

上記のチャートは、ビットコイン週足チャートをエリオット波動で見たものです。

2018年12月に、ビットコインは2017年12月暴騰相場後の安値35万円台をつけています。今回、2020年3月のコロナショック安値が44万円台となったことで、2018年3月安値を起点としてエリオット波動を想定します。

つまり、2018年12月安値から2019年6月高値(150万円弱)が上昇(推進)第1波、ここからコロナショックによる2020年3月安値を下降(調整)第2波、現在が上昇第3波目となります。

さらに、現在の第3波を分解すると、コロナショック安値から6月1日高値の110万円台が上昇1波、6月27日安値の95万円台までが下降2波、現在(7月30日時点)が第3波目と仮定します。

チャート上には、コロナ食後の3月13日安値44万円台を起点とするフィボナッチリトレースメントを引いてあります。

すると、フィボナッチリトレースメント1.618倍のところが151万円前後になり、2019年6月高値の150万円と近似値ともなり、この価格帯は強烈に意識されるところになりそうです。

ちなみに、130万円のところにも軽いレジスタンスラインが存在しています。

ここで仮定したエリオット波動が成立していくためには、上昇第3波で2019年6月高値の150万円を超えていく必要があります。

今回のビットコイン相場、アルトコイン相場が今後大きな相場となるためにはさらに必要なことがあります。

それは、新しいプレイヤーの参入、そして新しい資金の流入です。

現時点での仮想通貨相場は安定資産相場に乗っかったもの?

ビットコイン相場や他のアルトコイン相場のチャートだけを見ていると見逃してしまいますが、今回上昇しているのはビットコインや仮想通貨だけではありません。

もっと言うと、ビットコイン、アルトコインが単独で上昇しているわけではなく、他の安定資産相場が急騰している流れに乗って上昇していると考えるほうが論理的です。

すでに、金価格は上昇していましたが、ここにきてさらに急騰しており史上最高値まで更新しているのです。

金相場だけではありません。金に準じる安定資産と言われる銀相場まで暴騰しています。

また、ビットコイン同様にボラティリティが低く投資妙味に欠けていたドル円相場まで急激な円高トレンドが発生しています。

つまり、金、銀、日本円という「超」が付くような安定資産が買われているわけで、ここから見えることは、金、銀、日本円、そしてビットコインと、買っている(投資している)プレイヤーは同じである可能性が非常に高そうだということです。

金、銀、ドル円、それぞれのチャートとコメントも付記しておきます。

チャートは、金先物相場の週足チャートです。

金相場は、2018年後半から大きく上昇しています。コロナショック時には現金化の流れで一時急落するものの、絶好の押し目買いのタイミングを提供することとなりました。

さすがに、ここでの急騰劇は上昇しすぎという感もありますが、投資家が不安心理を持つというのはいつの時代でも継続しますので、今の時代に金相場が売られる可能性は考えにくいというところです。

米国の金融政策が大きく変更されない限り、埋蔵量に限界があり、投資家に最大の安心感を提供する金相場は今後も上昇していきそうな気配です。

チャートは、銀(シルバー)先物相場の週足チャートです。

上昇しているのは金(ゴールド)ばかりではありません。金と比較すると大きく出遅れていた銀(シルバー)もコロナショック後から急騰しています。

いくら安全資産とはいえ、さすがに上昇しすぎかもしれませんが、いったん勢いづくと急騰が続くこともあります。

銀相場の上昇を見ると、安全資産相場の到来ということで、さすがにビットコインも上昇せざるを得ないというところなのかもしれません。

最後に、ここのところ「有事のドル」の代わりに「有事の日本円買い」が定着した日本円です。

チャートは、ドル円の日足チャートです。

ドル円相場は、コロナショックからの株安で101円台まで急激な円高が進みましたが、直後に今度は一気に111円台までの円安が進みます。

これは、コロナショックによる一時的な米ドル不足が発生し、そのために急激な円安となりました。

ドル円相場がこのような動きを見せるのは非常にまれで、その後、ドル円相場は止まったかのように膠着状態が続き動きにくい(ボラティリティが低い)状況となりました。この辺りは、ビットコイン相場にも似ているところです。

そして、ビットコインや金、銀相場と同じように、安全資産相場の開始とともに円高が進みだしています。

休養十分な相場ですので、安全資産相場が続くのであれば、再度100円割れを目指すのかもしれません。

アルトコインで妙味がありそうなリップル(XRP)

仮想通貨の中で上昇しているのはビットコインばかりではなく、多くのアルトコインも上昇しています。

その中で注目しておきたいのはリップル(XRP)です。

リップルに特別な材料が出ているわけではないのですが、ビットコイン、イーサリアム(ETH)に比べると大きく出遅れています。

こちらのチャートは、リップル(XRP)の日足チャートにイーサリアム(ETH)を重ねて比較したものです。

イーサリアムには材料が出ていますので上昇が早かったのは分かりますが、リップルの出遅れが目立ちます

金(ゴールド)相場と銀(シルバー)相場のチャートをもう一度確認してほしいのですが、大きく出遅れていた銀相場が直近で急騰しています。

今後、安定資産相場が継続し、ビットコインの上昇トレンドも継続するようだと、リップルが出遅れ感から人気化する可能性もありそうです。

何せ、一時期にはイーサリアムを抜いてビットコインに次ぐ時価総額を誇った時期もあるわけですから!

ビットコインも大きな影響を受けそうな米大統領選挙

安定資産相場、ビットコインの今後を占ううえで非常に重要なビックイベントが待ち構えています。

11月3日に行なわれるアメリカ合衆国大統領選挙がそれです。

なぜ、多くの投資家が大注目するのか、それは、大統領にだれがなるのかが気になるからではなく、過去の大統領選挙の年には選挙までは株式市場は高いというアノマリーが存在するからです。

出典:NHK公式サイト

上の図は、過去の大統領選挙の年のニューヨークダウ上昇率をグラフ化したものです。

この図では、年平均の上昇(下落)率が表示されていますが、もう少し細かく見ると、大統領選挙日である11月が意識されており、少なくとも年初来から9、10月くらいまでは上昇している傾向が強いといえます。

ちなみに、オバマ大統領1期目は大きく下落していますが、これは9月に発生したリーマンショックの影響によるものです。

世界中の投資家が意識しているのは、米大統領選挙の本年は少なくとも8~9月当たりまではニューヨークダウは上昇しているのではないかということです。

現在、米国や日本の株式市場は、上昇も下落もしにくいというレンジ相場に入っていますが、そんな状況下で、「有事の金」「有事の日本円」「デジタルゴールドとしてのビットコイン」がイレギュラー的に買われているのです。

リーマンショックの2008年も米大統領選挙の年であるにもかかわらず、年初から株価はじわりじわりと下落していました。

必ずしもコロナショックも、リーマンショックのような動きになるとは限りませんが、もしそうなるとすると、リーマンショックを大きく超えるような状況も考えられますし、その時には安全資産に資金が向かうことになりそうです。

コロナショックよりも怖いチャイナショック、その時人民元が国外に流出する

米大統領選挙にも大きく影響しそうですが、もう一つ、大き過ぎる問題が控えています。

いわゆる「チャイナショック」です。新型コロナウィルスは中国武漢市から発生しており、武漢ウィルスとも呼ばれますが、ひょっとすると、コロナショックとはチャイナショックの一つであるのかもしれません。

米中対立は、貿易問題を超えて、南沙諸島における軍事衝突の可能性も指摘されます。

もちろん米国と中国が本格的な戦争をするとは考えられませんが、経済失速、香港問題、コロナ感染、さらには三瓶ダム問題と政権維持に大きな問題を抱える習近平政権が、台湾、インドなどに軍事行動を引き起こす可能性は十分ありそうです。

加えて、米国トランプ政権も劣勢を強いられている大統領選挙戦を一気に挽回すべく、禁じ手である香港ドルと米ドルの「ペッグ制」を中止すると、株式市場は大混乱を強いられることになります。

米国と中国は、このような危機的な状況の上での綱引きを行っており、投資家としては、安定資産を購入せざるを得ないというところです。

2017年12月からの仮想通貨大相場の主役は人民元

2017年12月から2018年1月にかけての仮想通貨大相場の主役は、中国の人民元だといわれています。

2017年12月初旬には30兆円を少し超えるくらいであった仮想通貨全体の時価総額は、ビットコインの上昇とともに膨張し約90兆円まで膨れ上がりました。

前述したように、今回のビットコイン相場、あるいはアルトコイン相場のプレイヤーは、金、銀、日本円などに投資している安全資産相場を構成している投資家だと思われます。

これから、ビットコインが130万円、150万円を超えて大相場に発展していくためには、安全相場に投資するプレイヤー以外の新たなプレイヤーが必要となります。

中国共産党政権にとって、香港とは、人民元を米ドルに交換できる唯一の市場であり、その香港で暴動が発生しているのには大きな意味がありそうです。

2017年相場と同じようなことが起こると、ビットコイン相場には新たなプレイヤーが続々と参入してくることになります。

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