コイン東京で予測しましたようにリップルが大暴騰しました。
まだ読んでない方はこちらの記事も参照してください。今回の高値についても少し触れています。
リップル急騰前夜か?12月相場向けて動き出した超出遅れコインXRP
リップルが上昇した理由については、上記の記事を参照していただきたいのですが、76円の高値をつけて調整入りしています、この76円という価格帯は非常に重要なポイントとなります。
まずはリップルのチャートを確認しておきましょう。
チャートは、リップルの週足チャートです。
10月末にリップル急騰前夜という上記記事を書いていますが、11月に入るやリップルは暴騰しています。
これは記事に書いているように、重要かつ強力なレジスタンスラインを抜こうとしていたことや、逆三尊型のチャートが示現されており、ここも抜いてくる可能性が高いと考えたからで、同じテクニカルを見ていた方であればリップルきそうだなと感じていた方は少なくなかったと思います。
そして、想定通りに53円台(2019年6月の戻り高値)も抜いてきて、一気に76円台まで暴騰しました。
前述のように76円台という価格帯は非常に重要なポイントとなります。
相場格言に「鬼より怖い一文新値」という言葉がありますが、今回の高値76円台はまさにこの格言を実践したといえます。
上記チャートの青い矢印を見ていただくと、2018年9月の戻り高値75円を今回まさに1円強上抜いたことになります。
2019年53円を抜いた次の目標は、多くの投資家がこの2018年9月の戻り高値75円とみていたでしょうから、この価格帯は多くの投資家が注目するポイントとなっていました。
現実的にはここで大量の利確が出たものと思われますが、75円を1円だけ上抜いたところで高値追いに失敗した形となり、一気に大量の利確売りが出たものと想定されます。
株式市場であれば、通常は今回のリップルのような暴騰相場では、信用の空売りの買戻し(投げ)で起こるものですが、リップルにはそもそも先物の売りが多くは入っていませんでしたし、実際先物の取引高も少ないため、大半は現物取引であると考えられます。
話を戻しますが、このリップルの76円高値にはもう一つの理由が存在しています。
もう一つの重要なポイントとは、フィボナッチリトレースメント1.618倍の価格帯であったということです。
チャートのフィボナッチリトレースメントは、2019年6月の戻り高値53円台からコロナショック後の安値12円台(3月13日)に引いたもので、この値幅の1.618倍ラインが78円台にあります。
おそらく、ここ価格帯も多くの投資家が注目していた価格帯であり、上記2018年9月の戻り高値75円台とともに重要な価格帯となっていました。
つまり、多くの投資家が強力なレジスタンスとなりそうな53円台をリップルが突破した場合には、次の大きな節目となる可能性として75~78円あたりを想定していたことになります。
具体的には、75円高値は突破したものの伸び切れず大量の利確売りが発生し、一文新値を恐れた利確売りが次から次へと出てきたという流れではないのでしょうか。
最近、マザーズ指数はじめ多くの相場で「一文新値」が発生しており、同じヘッジファンドの取引である可能性も感じさせます。
リップルの詳細なテクニカル分析については改めて書きたいと思いますが、ここでは月末ということもあり、月足チャートに着目して解説します。
リップルの月足チャートを確認しましょう。
まず注目したいのは、今月の月足(ローソク足)がどのような形で終わるのかということです。
現在、76円から56円台まで下落していますが、今月の月足が大陽線で終わるのか、それとも長い上ヒゲをつけて終わるのかでは12月以降の相場が大きく変わります。
仮に、月末にかけて70万円台を回復するような動きとなるとそれこそ上昇トレンド継続の可能性が高まります。
ただし、今回の暴騰相場の起点となった53円台を下回って終わるようだと11月に目先の高値をつけた可能性が濃厚となります。
この53円台が重要だというのは、一目均衡表の時間論からも見て取れます。
上記チャートでは、リップルの史上最高値401円(2018年1月4日)から2018年6月の戻り高値53円台までが17か月間となっています。
17という数値は、一目均衡表の基本数値となりますが、2018年6月から17か月目となるのが実は今月(2020年11月)となっており、今月は高値・安値をつけやすい時間帯であり、もしくは、相場が走りやすい時間帯であったといえるのです。
17か月が連続しているわけでですかから、基本数値の連続であり、対等数値ともなり、また、2018年1月から2020年11月(今月)までは33か月目となり、これまた一目均衡表の基本数値33と一致しています。
今月に高値をつけたのか、あるいは、今月から相場が走り出すのか、この意味からも月足の形は非常に重要となりそうです。
今回の仮想通貨相場では、リップル以外にも急騰したコインが多くあります。主要コインを見ていきましょう。
ビットコインについては、こちらの記事でも詳しく分析していますので参照してください。
ビットコイン暴騰の真実!このトレンドはそう簡単には終わらない理由4つ
ビットコインも月足チャートを見てみましょう。
ビットコインの月足チャートにも、一目均衡表の時間論が機能しています。
チャートを見ると、2013年11月(ビットコイン10万円越え高値)から2017年5月(暴騰相場への上昇トレンドスタートの月)までが42か月間、そしてこの記念すべき2017年5月から42か月目は何と今月(2020年11月)となります。
一目均衡表の基本数値42が連続して対等数値ともなっており、今月は要注目の時間帯であったことが分かります。
さらに、2017年の史上最高値237万円から2019年6月の戻り高値(150万円弱)までが18か月間となり、2019年6月から今月は基本数値の17か月目となり、来月は対等数値の18か月目となります。
気になるのは、過去の上昇トレンド時の陽線数です。
2017年には10~12月まで大陽線が3本連続し、2019年の戻り高値の際も4~6月まで3本の陽線が連続しています。
仮に、今月(2020年11月)の200万円が高値であったと想定すると、陽線は10月、11月の2本となります。
2017年11月、2019年5月ともに比較的短いひげの大陽線となっていますので、ビットコイン月末価格は今月も要注目となります。
イーサリアムはどうでしょう。
イーサリアムは、リップルに先行して超出遅れ仮想通貨として、ここ数か月はビットコインを上回る上昇率でした。
イーサリアムもチャートを見てみましょう。
イーサリアムの月足チャートにも、17か月周期が存在しており、さらに、来月には2017年6月のリップル暴騰相場の上昇トレンドスタートの時間帯から42か月目がやってきます。
11月に入ってからの相場で見ると、イーサリアムの上昇は比較的大きくはありませんので、まだ上昇余力を残しているようにも見えます。
月末価格がこちらも要注目となります。
人気コインのNEMも急騰しています。
NEMのチャートはどうでしょう。
NEMの月足チャートには、9が月周期が存在しています。
9とは、一目均衡表の基本中の基本数値であり、一目均衡表の基本数値は9から始まります。つまり、NEMには新しい相場がやってきた(はじまった)可能性があります。
現時点では、月足に長い上ヒゲが付きそうですが、月末の価格帯が注目されます。
コインチェックでも取り扱われるようになった人気コインステラはどうでしょう。
月足チャートを見てみましょう。
ステラの月足チャートには30か月周期が存在しています。
2018年5月戻り高値から30か月目となる今月に、リップル同様に「一文新値」(2020年7月高値に対して)をつけています。
このままでは今月がいったん高値になる可能性濃厚ですが、月末価格次第ではトレンド継続となります。
ビットコインが動くとアルトコインも動くという性質もありますが、仮想通貨相場全体に11月から12月にかけて重要な時間帯がやってきています。
11月にすでに高値をつけてしまったのか、あるいは、12月により高値をつけに来るのか、その意味からも11月末の価格、月足のローソク足の形に要注目となります。
仮想通貨といえばビットコイン、ビットコインが動けばアルトコインも動く、これはこれまでの常識ですが、こんな時代はそう遠くない時期に変わるのかもしれません。
リップルとビットコインには、テクニカル上の大きな相違点があります。
つまり、ビットコインが大きく下落したとしても、リップルに下落トレンドが発生しない可能性があります。
2つのコインにある相違点とは何でしょう。
まず、2017年から翌1月にかけての大暴騰相場以降の大底値をつけたタイミングです。
ビットコインは、2018年12月に大底値を付けていますが、リップルが大底値をつけたのは2020年3月、コロナショック後の安値が大底となります。
これにより、エリオット波動の波動が異なっており、ビットコインは現状上昇第3波目の途上にあると想定されますが、リップルは上昇1波動目と想定されます。
また、ビットコインは200万円越えを果たし、史上最高値の237万円に迫る動きを見せていますが、リップルは最高値397円に対して、未だ76円まで回復しているにすぎません。
従って、リップルは現状ではビットコインに対して大きく出遅れているものと思われ、今後、上昇3波から5波があるのであれば、長期投資としても非常に面白いコインであると考えられます。
40代男性。大手証券会社、大手通信会社の経営管理を経てセミリタイヤ。職務経験から、広く事業や経済動向、株式・先物・為替市場に精通。長らく株式トレードを行い、暗号通貨は2017年から。仮想通貨だけでなく、ビジネスや世界マーケットを絡めた視点から大人の分析ができるビジネスマン。
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